こんにちは、下村です。
今日は、AI社員が実際にやっている仕事を、ひとつ具体的に書きます。
うちの経理の話です。
「Amazon.co.jp」としか書いていない
クレジットカードの明細を見ると、こう書いてあります。
Amazon.co.jp
……何を買ったんでしょうか。
先月のことなのに、まったく思い出せません。
コピー用紙かもしれないし、ケーブルかもしれない。
もしかしたら、家で使うものだったかもしれない。
経理の書類には、ちゃんと書かないといけません。
「Amazon」では通らないんです。
しかも、1枚のカードに全部が混ざっています
うちは一部、会社の分と個人の分が、1枚のカードに混ざっているものがあります。
きっちりと分けたほうがいいのは分かっているのですが、諸事情によりそうなっていまして…
なので毎月、こういう作業が発生します。
明細を1行ずつ見る。
これはどっちの分か、を判断する。
「Amazon.co.jp」が出てきたら、Gmailを検索して注文確認メールを開き、商品名を特定する。
それぞれ別のExcelに転記する。
以前は、これにまる半日かかっていました。
手順書を1枚書きました
やったことは、AI経理担当に手順書を渡しただけです。
- 明細はこのフォルダにあります
- この支払先は会社の分、これは個人の分
- 毎月出てくる定期の支払いは、この基準で振り分けてください
- 「Amazon」と書いてあったら、Gmailの注文確認メールから商品名を調べてください
- 迷ったら、勝手に決めずに聞いてください
いまは、この一言です。
「先月のカード明細をお願い」
15分ほどで、仕分け済みの表が出てきます。
僕がやるのは、出てきたものに目を通すことだけです。
いちばん腹が立っていたのは、ここでした
正直に言うと、この作業でいちばんイヤだったのは、時間じゃないんです。
これ、頭は一切使っていないんですよね。
判断らしい判断は、ほとんどありません。
見て、調べて、写す。それだけ。
なのに、半日が溶ける。
これでも私、社長やってます。まあ一人社長ですが。
それでも社長の半日ですよ。
僕が偉いとかマウントとっているとかそういうことではなく、実際問題、その時間で、お客さんのための作業がひとつでもできたはずなんです。
お客さんに喜んでもらうための活動やその仕組づくりこそが最も重要でやるべき仕事。それができない・・・
めちゃくちゃ、もったいない。
これは「作る」だけの仕事でした
昨日、「任せてはいけない10個」を書きました。
AIに渡していいのは「作る」まで。決める・出す・動かすは、人がやる。そういう話です。
今日のカード明細は、まさに「作る」だけの仕事でした。
決めることもないし、そのまま外に出るものでもない。
だから、まるごと渡せたんです。
明細を写す。分類する。調べる。整える。並べ替える。
こういう仕事、たぶんどの会社にもあります。
そして、たぶん想像より多いです。
明日は、そもそもの話をします
「AI社員って、結局なんなんですか?」
たぶん、ここまで読んでくださった方の頭に、まだこれが残っていると思います。
明日は、それを書きます。
ソフトを買う話ではない、という話です。