こんにちは、下村です。
「AI社員って、なにができるんですか?」
これ、いちばんよく聞かれます。
そして、どうもうまく答えられずにいました。
「パソコンでできることなら、たいていのことはできる」
最初はこんな説明をしていましたが、どうもうまく伝わりません。
今日は、それをちゃんと書いてみます。
まず、ソフトではありません
会計ソフトとか、勤怠管理ソフトってありますよね。
ああいうものを想像されると、ちょっと違います。
ソフトって、「できること」があらかじめ決まっています。
会計ソフトで、チラシは作れません。
AI社員は、そこが違うんです。
AIは、なんでもできて、でも何もしない
ここが分かると、たぶん一気に腑に落ちます。
いまのAIって、正直に言うと、なんでもできます。
文章も書けるし、計算もするし、絵も描くし、プログラムも書く。
じゃあ、なんでもやってくれるのか?というと。
やってくれないんです。
なぜなら、何をすればいいか知らないからです。
僕の会社のやり方も、
どのファイルを見ればいいかも、
出したものをどこに置けばいいかも、
知らない。
だから毎回、僕がゼロから説明することになる。
これが、多くの人が「AI、便利って聞いたけど、思ったほどじゃないな」で
止まってしまう理由だと思っています。
ご相談をいただくとき、いちばん多いのがこのパターンです。
じゃあ、どうしたか
「役割」と「手順書」を、先に書いて渡しておいたんです。
たとえば経理の担当なら、こういうことを書いておきます。
- あなたは経理の担当です
- 毎月やることは、これとこれです
- 明細はこのフォルダにあります
- 会社が3つあるので、こういう基準で仕分けてください
- 迷ったら、勝手に決めずに聞いてください
- できていないことを「できた」と言ってはいけません
これを一度書いておくと、次からは
「先月の明細お願い」の一言で動くようになる。
新しく入った人に、マニュアルを渡すのに近いです。
違うのは、その人が絶対に辞めないことと、
同じことを100回聞いても嫌な顔をしないことでしょうか笑
だから「社員」と呼んでいます
僕がこれを「AI社員」と呼んでいるのは、そういう理由です。
買ってきたソフトではなくて、
育てた手順書のかたまりなんです。
そして、ここが大事なところなのですが。
手順書の中身は、その会社ごとに違います。
僕の会社の経理のやり方と、みなさんの会社の経理のやり方は、違いますよね。
だから本当に価値があるのは、AIそのものじゃなくて、
その会社のやり方を、AIが分かる形に書き起こしたものなんだと思うのです。
パソコンごとお渡ししようとしているのは
いま、これを1台のパソコンにまとめて、
そのままお渡しできないかと準備しています。
理由は、パソコンが苦手な社長さんに、
「まずここを入れて、次にこれを設定して……」という話を
したくないからです。
電源を入れたら、もう優秀なAIスタッフが13人いる。
そういう状態でお渡ししたい。
明日は、失敗の話です
明日は、この連載でいちばん書きにくい記事を書きます。
「最初の1ヶ月、僕はAIに騙されました」
正直、あんまり書きたくないやつです笑
でも、これを知らずに導入すると、たぶん同じ目に遭います。
だから書きます。