今日は、AIを使い始めた方が最初につまずくところの話です。
結論から言うと、こうです。
「やっといて」だけでは、AIは動きません。
実際に、こう聞き返されます
うちのAI社員に仕事を振ると、たいてい最初にこれが返ってきます。
「どのファイルのことですか」
「できあがったら、どこに保存しますか」
「AとB、どちらの方針でいきますか」
「この数字は、実際に測ったものですか」
……いきなり作業を始めてくれません笑
最初のころ、僕はこれが少し面倒でした。
「いいから、やってよ」と思っていました。
でも、ここがいちばん大事なところでした
いまは、逆だと思っています。
聞き返してくれるほうが、圧倒的にいい。
なぜなら、聞き返さないAIは、勝手に決めるからです。
勝手に決めて、それっぽく仕上げて、「完了しました」と言ってくる。
先週書いたとおりです。あれがいちばん怖い。
分からないときに、分からないと言えるかどうか。
これが、使えるAIとそうでないAIの、いちばん大きな差だと思っています。
人間の新人さんとの、決定的な違い
ここ、面白いところがあります。
人間の新人さんは、聞きたくても聞けないことがありますよね。
「こんなこと聞いたら、怒られるかな」
「3回目だし、さすがに聞きづらいな」
僕にも覚えがあります。
でもAIは、気にしません。
何回でも、平気で聞けるんです。
これ、けっこう大きいと思うのです。
聞けない気まずさが無いぶん、間違ったまま進むことが減る。
聞き返しを減らす方法もあります
とはいえ、毎回3つも4つも聞かれると、それはそれで手間です。
減らす方法は単純で、先に渡しておけばいいんです。
うちでは、こういうことを最初に書いた紙を持たせています。
- どのフォルダの、どのファイルを見るのか
- できたものは、どこに置くのか
- 判断に迷ったら、勝手に決めずに聞くこと
- やってはいけないこと
これを渡した瞬間、急に動きが良くなりました。
いままで詰まっていたのは、指示が下手だったからではなくて、前提を渡していなかっただけだったんですね。
社員さんへの指示と、まったく同じでした
書いていて思ったのですが、これ、AIの話じゃないですよね。
新しく入った社員さんに、
「あれ、やっといて」
とだけ言って、動けるわけがない。
どこに何があるか、どうなったら完成か、迷ったら誰に聞くか。
これを渡していないだけなんです。
AIを入れて、いちばん勉強になったのは、実はここでした。
自分の指示が、いかに雑だったか。
我ながら実に耳が痛い話です…
明日は、少し違う話を
明日は土曜日なので、また少し違う話を書きます。
「パソコンが苦手」な社長さんほど、AIが向いている理由。
逆じゃないの?と思われるかもしれません。でも、本気でそう思っているんです。
よかったら、また覗いてください。